初めてなら知っておきたい!出産祝いの相場や熨斗の書き方


出産祝いイメージ

友達や会社の同僚、親族など身近な人に赤ちゃんが生まれたときに悩むのが、出産祝い。どんなものを贈ればいいのか、いくらのものを選べばいいのか最初は悩んでしまいます。
今回は出産祝いで悩んでいる人のお役に立つような情報を書かせていただきます。

出産祝いには、どんな意味があるの?

身近な人に赤ちゃんが生まれたときに品物やお金を贈る「出産祝い」にはいろんな意味が含まれています。
  • 母子ともに無事に出産できたことへのお祝い。
  • 妊娠から出産までの大変な苦労に耐えたお母さんとそれを支えたお父さんに「ご苦労様でした」という気持ち。
  • 新しく家族が加わり、これからの生活を応援するという意味。
出産祝いは、これらの意味を持つ素晴らしい贈答文化です。きっと、気持ちは伝わり以前より絆は深まることでしょう。

出産祝いには何を贈るの?

一般的に出産祝いには、ベビー用品やお母さんが使うもの、お金や商品券を贈ります。

贈る相手の趣味や好みを知っているのなら、ぜひ品物を贈りましょう。もし、相手の趣味や欲しいものが、わからない場合は直接聞くことも必要ですし、なかなか聞けないような場合は、お金や商品券を贈るのも一つの手です。
ですが、お金や商品券だと、少し温もりが伝わらないかもしれません。

このような場合は、日常生活で必ず使うタオルなどの実用品や、おしり拭きなどの消耗品を贈るといいでしょう。

出産祝いの熨斗(のし)の表書きや水引は?

熨斗をつけた贈り物は特別であることを意味します。

また、熨斗紙にかける水引(飾り紐)には、神社のしめ縄と同じく神聖なもの物であることを表し、邪神を払うといわれています。

結び方や色にも意味があり、出産祝いの水引は赤白の蝶結びを選びます。
赤白は祝い事全般に用いられ、蝶結びは結んでも簡単にほどいて何度も結ぶことができるので、何度あっても良い祝い事には蝶結びを選びます。

フルネームでも苗字だけでも構いません。
夫婦の連名で贈る場合は、中央に夫のフルネームを書いて、夫の名前の左に妻の名前だけを書きます。

出産祝いの相場は?

あなたと贈り相手の関係性で金額の相場は変わります。下表を参考にしてみてください。
友人への出産祝いの場合 5,000~10,000
会社の同僚への出産祝いの場合 3,000~5,000
上司への出産祝いの場合 5,000~7,000
兄弟姉妹への出産祝いの場合 10,000~30,000
いとこなどの親戚への出産祝いの場合 3,000~10,000
あなたの子供への出産祝いの場合 30,000~50,000
いずれの場合も、普段からお世話になっていたり仲の良い間柄なら金額が高くなる傾向があります。ですが、出産祝いをいただいたらその金額の1/3~1/2相当の内祝いをお返しするのが一般的なので、お返しの負担も考えてあまりにも高価な品物は避けましょう。

出産祝いを贈るときに気を付けたいことは?

よく耳にする話ですが、贈り物に選んだ品物が他の人と同じだったり、もしくわ、すでに持っていたりして困らせてしまう場合があります。 消耗品やタオルなどたくさんあっても困らないものもありますが、ベビーカーなど複数あると困ってしまう品物を選ぶときは、事前に確認しておきましょう。

内緒にしておいてサプライズで喜んでもらいたい気持ちもありますが、何が必要で貰って嬉しいかをきちんと聞くことも優しさです。

贈り物で一番大切なのは、相手を想う気持ちです。
喜んでもらうことを1番に考えて、出産祝いを選んでみてください。